労災訴訟の原因 【精神疾患】について

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お世話になります。保険セブン宮崎店の高妻です。今回は労災訴訟についての情報提供になります。法人さんや事業主の方は従業員様を雇用されている限りこのリスクは常に抱えている問題でもあるので参考になる部分は参考にされてみてください。

近年、労災訴訟の原因で目立つものとしては、大きく分けて下記の3つ。

  1. ケガによる死亡 又は 後遺障害
  2. 脳・心疾患(業務上疾病/過労死等)
  3. 精神疾患(業務上疾病/過労自殺等)

 

ここで、特に後遺障害において留意すべき点は「8級以下の障害等級」における訴訟が圧倒的に多いということ。実際に訴訟件数で多いのが今回の8級以下の障害等級によるもののようです。

では何故、8級以下の障害等級における訴訟が多いのでしょうか?その理由が、

  1. 後遺障害で労災認定となった件数のうち、90%以上が8級以下であること
  2. 障害等級8級以下の後遺障害の場合、傷害保険の死亡・後遺障害部分の保険金額設定によっては準備できる見舞金の原資が少額となり、訴訟の歯止めとはなりにくい側面があること

この2点。まず、圧倒的に8級以下の労災認定件数が多いということです。そして、一般的な傷害保険(民間損保会社)で8級以下の場合に準備できる保険金額が少ないということのようです。だからこそ、怪我をされた側からすれば、後遺障害になったうえに受け取れる保険金も少ない・・・ということから訴訟へ、というケースに発展するのではないでしょうか?

また、上記に加えて、うつ病やPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの非器質性の精神障害(注)についても障害等級の認定基準があり、下記のとおりとなります。(注)非器質性精神障害とは、脳の組織に物理的な損傷がない精神的な障害のことをいいます。

※非器質性精神障害の障害等級は…

程度 等級 状態
重度 障害等級 9級

対人業務に就けないもの

例)出勤することはできるが、家族に促さなければ始業に遅れることが常態的である場合

中度 障害等級 11~12級 職業制限は認められないが、就業には かなりの配慮が必要であるもの
軽度 障害等級 14級

職業制限は認められないが、就業にあたり多少の配慮が必要であるもの

例)通常は始業時間に遅れることなく自発的に出勤することができるが、時には遅れることがある場合

身体傷害の労災等級に当てはめると、以下の事例が挙げられます。

  • 9級:片手の拇指を失う
  • 11級:中指又は薬指を失う
  • 12級:中指又は薬指の機能全廃
  • 14級:小指の機能全廃

 

特に、訴訟の原因の②脳・心疾患③精神疾患については一般的な傷害保険ではまったく対応することができません。

以前は”労災=外傷”というイメージがありましたが、近年では大きく認定基準などが変わり今回ご紹介した脳・心疾患や精神疾患なども労災認定の対象となっています。また、全国的に見てもこういう事例での労災訴訟が多いという現状を考えると、やはりそれぞれでしっかりとした準備をしておくことが大切かなと思います。

現在、こういった労災訴訟に対して何らかの準備はされていらっしゃるかと思いますが、今一度、現在の補償内容で対応できるかをご確認ください。もし、現在の補償内容が対応できているか分からない・・・という方はお問い合わせいただければご確認のお手伝いをさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

今回は労災訴訟の原因として最近多い【精神疾患】についてでしたが、今では本当に精神疾患での訴訟件数というのも増えてきている状況ですので、その点は十分にお気を付ください。

 

それでは、本日は以上です。最後までお読み下さりありがとうございました!

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