飲食店経営者は必見!アルバイトへの補償を甘く見るな!

お世話になります。保険セブン宮崎店の高妻です。体調もようやく良くなりつつあり、一時出なかった声も今では出るようになりました。ご心配おかけしましたm(__)m

 

さて、本日の情報提供はこちら。

『飲食店のアルバイトへの補償を甘く見るな!』

 

これは単純にそのままの内容になるんですが通常、飲食店の経営者(オーナー)が準備する保険ですぐに思いつくのが食中毒や店舗内でのお客様のケガなどの”賠償保険”やお店自体の”火災保険”になります。

ですが、少し見方を変えてみると、あなたのお店で働いてくれている従業員、もっといえばアルバイトの方への補償というのは準備されているでしょうか?

この宮崎ではまだまだ景気が良いという状態ではありませんので、多くの飲食店が従業員という形より学生などの若いアルバイトを多く雇っているというケースがほとんどではないでしょうか?

 

では、こういったアルバイトの方たちへの補償って何かきちんと準備されていますか?

 

今回は過去にあったある保険会社であった事例をもとに考えてみましょう。

22歳の女性のアルバイト店員さんが、厨房で足を滑らせた際に何かにつかまろうとしてナベの取っ手に手をかけますが、このナベに熱湯が入っていて火傷を負ってしまいました。

その結果、顔などに痕が残ってしまい、こちらの『女性の外貌に著しい醜状を残すもの』という7級の後遺障害が認定されたわけですが・・・。

 

この場合に、政府労災からはいくらぐらい支給されたと思われますか?なんと・・・

 

一時金が、定額で1,590,000円あとは、年金が、3,000円の131日分で393,000円

 

たった、これだけです。

労災保険はご存知とおり、治療の実費の他に、休業補償と後遺障害を負ってしまったらその程度に応じての給付がされますが、これらは、その方の給付基礎日額、簡単に言えばその方が過去3カ月間、1日平均いくらもらっていたか、をベースにその何百日分という形で支払われます。

バイトの方の場合、例えば月90,000円もらっていたとしたら、1日あたり約3,000円で、この事故のように7級に該当する場合は、上記の金額になるようです。

 

また特別年金は、算定基礎日額といってボーナスをベースにしているので、バイトの方は普通なしで、つまり、最初に1,590,000円もらって、あとは1年に393,000円もらえるだけ。

これでケガをされたご本人や特にその親御さんが納得するでしょうか??って話です。

 

普通に考えると『NO』だと思います。

 

実際にこの事故も結果的に、お店に対して損害賠償請求ということになったようですが、このケースだと、裁判所はいくらくらいの賠償命令を下すと思われますか?

 

結論からいうと55,000,000円くらいの賠償金だったようです。

 

労災事故の場合、賠償金は、逸失利益、つまりそのケガがなければ今後いくら余分に稼げていたかの金額、といわゆる慰謝料の合計額になります。で、逸失利益はどうやって計算するかというと、

 

その方の年収×後遺障害等級毎の労働能力喪失率×ライプニッツ係数

 

になります。しかし、ここで大事なのが、バイトの方などは必ずしも現在の年収でなく、同じ性別の同じ学歴の方の平均賃金を使ういうこと!

 

ここがミソです。では何故、そうなるのか?

 

実は、今はバイトで年収が低いけれども将来的にはこれくらい稼げるだろうから、という考え方がベースになっているんですね。だから単純計算では済まされないんです。

例えば、この方が大学生だとしたら、ちょっと古い資料ですが、年収4,482,400円。労働能力喪失率は7級の場合、56%、この方が20歳だとしたら、ライプニッツ係数は、17.981で計算して、逸失利益は、

4,482,000円×56%×17.981=45,130,871円

プラス慰謝料も相場が決まっていて、

10,000,000

となり、先ほどの55,000,000円という金額になるわけです。また、このうち、労災保険からカバーされるのが、将来にわたって支給される年金は入れてもらえないので、一時金の1,590,000円だけ、差額の約53,500,000円を会社は負担しなければいけないということになるわけです。

労災保険はアルバイトの時の給料をベースに計算するのに、会社の責任は将来の年収をベースにするので、差額がものすごいことになるんですよね。

 

今回はあくまで一例ですので、それぞれの事案によって当然金額は異なりますが、知っておいていただきたいのは、アルバイトさんといえども、もし、何かあった時には今回のようなケースになる場合も十分にあり得ますよ!ということなんです。

 

この宮崎でも飲食店は非常に多いです。そして、そこで働かれている方はアルバイトさんも多いでしょう。しかし、アルバイトさんといえども、経営者(オーナー)という立場からすれば守るべき対象になるのは当たり前の話ですので、もう一度そのあたりのことを考えてみてはいかがでしょうか?

アルバイトさんを抱えている飲食店でアルバイトさんに対しての補償などされていないオーナー様はお気軽にご連絡くださいませ。

 

本日は以上です!

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